『タイマグラばあちゃん』 by Mory
2004年 12月 12日
何もない土地タイマグラ(アイヌの言葉で「森の奥へ続く道」)で、いつも「極楽だあ」と言いながら生きてきたばあちゃんに魅せられ、彼はその土地に移り住むことになった。そこには都会に住む人間の尺度では測れない、滋味にあふれた暮らしがある。
冬は寒い。しかしその寒さがなければ自分の仕事、ひいては暮らしができないのだというばあちゃん。畑を荒らしに来る動物たちにも、生きていくための仕業と、怒ることもしない。ばあちゃんは、本当に山や森とひとつになって生きていたのだ。