みそ造り その2 〜大豆に恋して〜 by Meg
2008年 03月 12日
大量の煮大豆に塩と麹を混ぜ込む作業をしていて、ふと気がつくと、手がすべすべしているではありませんか。
母より年上であろう女性曰く、「大豆を煮た鍋の内側は、つるつるになるのだよ」。
そして、灰がいっぱいついた鍋の外側を洗う時は、大豆を煮る時に使った灰を使う方が、洗剤を使うより、よく落ちるとのこと。
この話は、最近90歳の祖母から聞いた話と全く同じで、びっくりしてしまいました。
祖母の話はいつ聞いても面白く、つい実家に帰ると「昔はこういう時どうしていたの?」と、アレコレ聞いてしまうのです(大変であったろう話もいつも楽しく、笑い飛ばして話すので、聞きたくなるのだと思いますが)。
この間聞いた話。
祖母が小さい頃は、近所総出で、秋に収穫された大豆を使って、冬に数回豆腐を作ったのだそうです。
そして、小さい頃だったので、よくは覚えていなかったのだれど、作業終了後、大豆の残ったものか何かを、入浴剤のようにお風呂に入れて入ったのだそうです。
祖母も、燃やした木の灰を汚れ落ちに使っていたとのこと(洗濯には、当時もう石鹸を使っていた)。
その話を聞いて思ったこと。
昔は、そんなに頻繁に豆腐は食べていなかったということ(現代人は、豆や豆腐をからだに良いからと、取りすぎていると常々思っている私。豆はエネルギーが高いけれど、飽食の現代人には、消化に重いところもあると思っています)。
もうひとつは、大豆の沢山の可能性!です。洗剤にも、保湿剤にもなるのかな。大豆インクだってありますしね。
とにかく、やっぱり大豆はスゴい!それなのに、私たち日本人には、欠くことの出来ない穀物でありながら、国内自給率の低さ(5%程)と言ったら!
こんなこともあり、新たに借りた農園では、沢山大豆を育てたくなりました。
沢山の人と、知恵を教えてもらいながら、共同で何かをやることって、どうしてこんなに楽しくて、うれしいでしょう。
昔の共同体での行事は、煩わしいことも沢山あっただろうけど、楽しいこともあったのではないのでしょうか。
ここ数日、からだがだるくてしかたなかったのですが、終わる頃には、すっかり元気になっていました。
先日助産院のサークルで草木染めをしたのですが、大豆を煮た煮汁(ご汁)の代わりに豆乳を使いました。お味噌造りの時ならご汁はたくさんあるのになぁと残念に思いながら、木綿や絹を浸していました。
Megさんのおばあさま、素敵ですね。「大変であったろう話もいつも楽しく、笑い飛ばして話すので、聞きたくなるのだと思います」憧れます。
Megさんの体調がすぐれなかったとのこと、どうか無理をなさらないでくださいね。季節の変わり目、体調が崩れやすいですものね。
このところ、出ていることが多く、お返事が遅くなり失礼しました。
季節の変わり目。冬の間、毎日寒風吹く中、外に何時間も出ていた疲れが、ここに来て出て来たようです。おっぱい生活も2年で(夜中にまだ10回近く起きます)、少々くたびれてきました(でもお互い、休んでいらないですよね)。
祖母のように、年をとっていけたら、素敵だろうなと思います。足下にもおよびません。元気で90歳を迎える人って、やっぱり、常に前向きですね。私も憧れです。
この間、ゆいちゃんがかわいくて、emyuのブログにコメントしたかったのです。何度やっても、うまくいかず、あきらめてしまいました。
ゆいちゃん、もうつかまり立ちするのですね(たろべぇはあまり立つことがなかったような。とにかく、いつもイノシシのようなハイハイでした。)