吉村先生の講演会に行って来ました by Meg
2005年 12月 04日
いつもと変わらぬ作務衣姿で現れた先生(先生は診察時も作務衣)。ユーモアを交えながらも、科学データ偏重の現代医療と医者への痛烈な批判からお話は始まりました。
実はお話を聴きに来ていた約30名中、私以外は全員お医者さん。吉村先生に誘っていただき軽い気持ちで参加したのですが、当日会場についてからそのことを知り、びっくりしました。
先生はおっしゃいます。「お産は宇宙がやっていること。医学で分かることはほん一部。分からないところこそ偉大なのだ。無用な医療的介入は、宇宙の力に反する。」と。
スライドを交えたお話の中に、破水後4日かかって産まれた赤ちゃんの出産直後の写真がありました。その間分娩誘発・抗生物質投与・陣痛強化剤の投与・吸引・鉗子・帝王切開などの医療的介入を一切行なわず産まれて来た赤ちゃんです。先生は、「かわいいだけじゃない。スピリチュアルでしょ。」とおっしゃいます。
赤ちゃんだけでなく、自然なお産をした女性は、本来の子供を産み育てる幸せと喜びに満ちあふれ、我が子の愛おしさは溢れんばかりなり、もっと産みたいと言い切るのだそうです。
先生のお話は、医療者側の批判だけにとどまりません。自然に即した生き方を忘れ、命を輝かさず動物園の動物と同じように生きる、私たち現代人にも疑問を投げかけます。
先生のお話を聞いて、アマゾンで強く感じたことが浮かんできました。便利なことは必ずしも人を幸せにしないということ。情報を遮断すればする程、自分の内なるこころの声が聴こえきて、自分を信じることにつながるということです。
多くのことを私の中に残した講演会でした。