実家の柿の木 by Meg
2008年 12月 21日
今年は実家の柿が豊作でした。
とても甘くて美味しいと評判の柿なので、実家では毎年家族総出で何度も柿もぎをし、お世話になった方々、近所の方、そして妹や私の家にと、お裾分けに奔走してくれます。
豊作と聞いていたので、岡崎からの帰りに実家に寄った際など、我が家のお世話になった方にも送らさせていただいたことが度々ありました。
父と母がもいで、92歳の祖母が段ボールに詰めてくれて(私はその間お礼状を書いて)、たろべぇも手伝ってくれて、大騒ぎで作業をしたものです。
なにしろ田舎の人なので、送る量が半端じゃなくて。かえって相手の方が恐縮してしまうのではないかという量を詰めてくれるのです。
実家の柿の木は十数本あるのですが、どれもみな樹齢80年は超えていて、中には100年を超えた木も。
たった一粒の種が大地とつながり、自我(種)という殻を捨てることによって、沢山の実と種をつけ、それが何十年も続いている。
その実は鳥や人間のお腹を満たし、若葉の頃の緑は目もこころも満たし、木陰をつくる。
一粒から始まった気の遠くなるような永遠の物語。「与える」ことはどういうことか、「つながり」とはどういうことか、木は教えてくれます。