コシャマイン慰霊祭とアイヌの長老 by Mory
2007年 07月 09日
そこに千葉県房総に暮らすアイヌの長老も参加していた。ぼくはこの春から、彼のドキュメンタリー映画を撮り始めている。浦川治造エカシ(長老)は「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」という場を独力で、ときにはエカシを慕って集まってくる人々の手を借りて、作り上げている。
もうすぐ70歳になろうとするエカシの生きてきた道は、アイヌと言うよりも、ひとりの人間として魅力的である。さまざまな試練に直面しながらも、失敗し、立ち直り、さらに前進していく。そんな生き様は、これからの時代を生き抜こうとする世代に、かならずや強烈な刺激になると思う。
映画は来年末の完成を目指して、鋭意撮影を進行している。完成の折には、是非皆さんにご覧頂きたい。